名古屋めしのルーツ。八丁味噌の郷・岡崎

名古屋めしのルーツ。八丁味噌の郷・岡崎
見学は毎日ほぼ30分に1回のペースで行われ、予約なし・1名でも参加ができます。「白味噌と赤味噌の違いは大豆の調理法。徳川家康生誕の愛知県岡崎市・岡崎城から西へ八丁(約870m)離れた旧八丁村の味噌蔵で作られたことが、名前の由来と伝えられます。名古屋グルメに欠かせない岡崎八丁味噌家康公もこよなく愛した健康食名古屋文化の源流は岡崎生まれの家康にあり 名古屋の食文化のキモと言うべき赤味噌。『久』のトレードマークもまぶしい大正期築のレトロな洋館が目を引きます。筆者はここで八丁味噌カレー600円をいただきましたが、味噌の風味は言われなければ気づかないほど控えめで、思いの外まろやかで親しみやすい味でした。その影響もあって、連日たくさんの観光客が足を運ぶ人気スポットとなっています。飲み比べしてみると、八丁味噌の方が渋みの奥に濃いうまみが秘められていることがあらためて分かります。

味噌カツ、味噌煮込みうどん、味噌田楽、味噌どて煮…。この地方の郷土料理いわゆる「名古屋メシ」の多くは、赤味噌が味の決め手となっています。赤味噌とは京都の白味噌に対する言葉で、まさしく見た目が赤っぽい(というか茶褐色)味噌のこと。おみやげコーナーも充実。石は江戸時代に河原で拾ってきたものを今も使っています。マネキン人形たちが昔の仕込みの風景を再現しています。約30分の見学の間中、八丁味噌ワールドへと引き込んでくれます。さらに工場内の通路を経由し、実際に使われている味噌蔵などをグルリと一周。

「まるや」の正面から「カクキュー」の裏手へ続く八丁蔵通り。2006年放映のNHKの連続テレビ小説「純情きらり」の舞台はこの両社がモチーフ。豆味噌は赤味噌の代表的な種類であり、生産が東海地方にほぼ限られている独特の調味料です。史料館・八丁味噌の郷では人形達が昔の仕込み風景をリアルに再現 目玉は明治40年築の味噌蔵を活かした史料館・八丁味噌の郷。家康もこの郷土の味をこよなく愛し、幕府を江戸に構えた後もわざわざ取り寄せていたのだとか。まず「カクキュー」。大豆を煮て作ると白味噌に、蒸して作ると赤味噌になるんです」 長期熟成でうまみとコクを出す 「木樽の中には味噌6t分が仕込まれ、30万人分の味噌汁を作ることができます」「樽の上に重しとして積み上げられている石の重量は3t。ピラミッド同様の揺れに強い積み上げ方で、地震で落ちたことはこれまで1度もないんですよ」と様々なウンチクを聞かせてくれるガイドさんの語りも軽妙。

あれもこれもと買い込めば、八丁味噌のフルコースが楽しめそうです。NHKの連続テレビ小説「純情きらり」のロケ地としても使われた この豆味噌の代名詞が八丁味噌。大正末期築のカクキュー本社 小路をはさんで隣り合う両社では、それぞれ工場見学ができます。いずれも、天然素材や木樽を使った昔ながらの製法、二冬二夏という長い熟成期間にこだわり、文字通り手間と暇をかけた味噌作りに取り組んでいます。もうひとつ、味噌には原料による分類があり、米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌があります。八丁味噌と赤だし2種類の味噌で作った味噌汁の飲み比べ、そして味噌たっぷりの田楽こんにゃくをいただけます。家康が享年75歳という当時としては稀な長寿だったのは、毎日欠かさず八丁味噌の味噌汁を飲んでいたからとも言われ、その健康食としての効能を証明するエピソードのひとつとなっています。そして、岡崎八丁味噌の伝統を江戸時代から守り続けているのが「カクキュー」と「まるや」の2大ブランドです。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。